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肩こり・首こり
こんな悩みはありませんか?
・肩こりがひどくて毎日のデスクワークがつらい
・寝てもスッキリせず疲労感がある
・緊張したりストレスがあると肩こり、首こりがひどくなる
・肩こり、首こりからめまい、吐き気がおこる
・頭痛がよく起こる
・もみほぐしても良くならない
・首を横に倒すと肩が突っ張る
このような症状にお悩みの方は「鍼灸治療」をおすすめします!
当院における肩こりの施術について
肩こりは他覚的所見が乏しく、首肩周囲の筋肉、椎間板、椎間関節などに由来する原因が慢性化に関与していると考えられています。特に一度肩こりになると、筋肉の緊張や痛みの悪循環で症状が強くなってきます。
当院では、症状が起きている部位ごとに刺激し、原因を取り除くとともに、鍼灸治療による血行促進や心理的なストレスの除去、運動療法を加えて生活習慣の改善を試みることで、肩こりの症状緩和を目指します。
鍼灸治療の主な目的として、筋緊張の緩和と神経の興奮を抑制し、血行を改善することで老廃物が蓄積されにくい状態をつくり、肩こりの症状緩和・予防につながると考えています。
・首肩周囲の筋肉由来の場合
肩こりに関与する筋肉として、後頭下筋群、頭半棘筋、僧帽筋、板状筋、肩甲挙筋、菱形筋、棘上筋などがあげられ、これらの筋肉を刺激して、鍼灸治療やマッサージを行います。
筋肉のみの問題であれば、鍼だけでなく、マッサージでも対処が可能です。特にトリガーポイントとして、図で印をつけた部位を中心に刺激します。
特に僧帽筋は、後頭部から頸椎、胸椎、肩甲骨と広い範囲に付着しており、動脈と伴走しない場合があり、静脈弁が欠如しているため、血流不足に陥りやすいです。
そのため、血液の流れが滞りやすく、発痛物質が蓄積して症状を引き起こしやすくなります。
鍼・マッサージが効果的な理由は、血流量を増加させ、発痛物質を洗い流すことで症状が緩解するされています。
その他、パソコン作業をする方は後頭下筋群の筋緊張が顕著に現れやすいです。
こういった硬さや鍼が出ているポイントを正確にとらえて、鍼灸にて刺激することで、首・肩周辺の循環を改善し、筋肉の士官などの効果が期待できます。
※ちなみに「乳酸が筋肉内に蓄積して、筋肉が硬くなる」というのは間違いです。乳酸はエネルギーとして利用され、発生してから数秒で代謝されるため、乳酸の蓄積によて肩こりが引き起こされるとは考えられないとされています。
・椎間板、椎間関節由来の場合
椎間板、椎間関節は基本的に頚部の真後ろにあるでっぱり(棘突起)の両サイドを刺激します。筋肉のさらに奥にある関節を刺激する必要があるため、マッサージによる指ではうまく刺激が届かないため、この場合は鍼治療が効果的です。
そして、実際は周囲の筋緊張も強くみられます。鍼治療により過剰興奮している受容器(センサー)を鎮静化させることで、症状の緩和を図っていきます。
肩こりの定義
肩こりとは「後頭下部から後頚部、肩甲背部、肩関節部にかけて筋肉の緊張を中心とする不快感、違和感鈍痛などの症状、愁訴」とされています。
2019年度の国民生活基礎調査によると肩こりは女性が訴える症状第1位、男性では第2位、言わずと知れた国民病です。
また、肩こりは症状名であることから、他の疾患に伴って現れる症状として扱われ、病院では肩こりの治療を積極的に取り組んでいるとは言い難いのが現状です。
肩こりの分類
肩こりは以下の分類に大別されます。
・本態性(原発性)の肩こり
・症候性の肩こり
・心因性の肩こり
本態性(原発性)の肩こり(一般的な肩こり)
不良姿勢・運動不足による筋力低下、不適切な運動などに伴う肩こりのこと。
不良姿勢による筋肉疲労、生活習慣病や運動不足、過労、寒冷刺激、ストレスなど、様々な要因により、筋肉に過度なストレス(負荷)がかかり、脊髄神経が過剰興奮を起こし、運動神経や交感神経の活動が優位となり、その結果、筋肉の緊張やこりが生じると考えられています。
これに伴い、肩こりが生じている部位では、血流不足(虚血)や発痛物質が蓄積し、さらには下記で説明する症候性、心因性の要素も絡んで運動神経や交感神経を優位にし、肩こりの悪循環が構築されます。
鍼灸マッサージは、この悪循環を断ち切ることが期待されています。ただし、この悪循環は日々の生活習慣や不良姿勢も重要な要因となるため、肩こりに悩んでいる方へのセルフケアの指導も、鍼灸マッサージ師の役割として重要です。
症候性の肩こり(疾患に伴う肩こり)
頸椎疾患や肩関節の機能障害などに伴って生じる肩こりのことを指します。
以下、肩こりを引き起こす原因となる疾患をあげます。。
・整形外科領域
頸椎疾患、肩関節周囲炎、腱板損傷、肩関節不安定症、胸郭出口症候群など
・神経内科的領域
片頭痛、緊張型頭痛、パーキンソン病、頸部ジストニアなど
・循環器疾患
高血圧、狭心症、心筋梗塞、解離性大動脈瘤など
・消化器系領域
胆石症、膵炎など
・眼科領域
視力障碍、眼精疲労など
・耳鼻咽喉科領域
内耳・前庭・中耳・外耳の炎症性疾患など
・婦人科系領域
更年期障害
・歯科領域
顎関節症
以上の疾患に伴って肩こりが生じます。
「いつまでも肩こりが治らない・・・」という場合は、筋肉や関節の問題だけではないかもしれません。
特に危険な肩こりを見逃さないように、当院ではしっかりとした問診・検査等を行い施術の不適応かどうかを確認しています。
心因性の肩こり(精神的ストレスによる肩こり)
心因性の肩こり
心因性の要因(精神的ストレス)が関連する肩こりのこと。精神科領域では、うつ病、パニック障害などで肩こりを訴えるものも多いです。ストレスがあるとドパミンが過剰放出され、通常は収縮する必要のない筋肉も収縮するようになります。これが精神的緊張で肩がこる原因の一つとして考えられます。
こんな肩こりに悩んでいる方は注意が必要!
次の症状がみられる肩こりは危険信号(レッドフラッグ)と考え、一度病院を受診されることをおすすめします。
・1~3か月間マッサージを受けても症状が増悪する場合
・肩こり以外に胸部の違和感、夜間痛、上肢の強いしびれ、脱力感、症状が間欠的に出現する場合などを伴う場合
・急激な体重減少を伴っている場合
・発熱を伴っている場合など
特に危険な肩こりを見分けるポイントとして、肩こりの症状が日を追うごとに増悪傾向にあること、首の動きや肩の動きで症状の増悪がなく間欠的に症状が出現していること、感染症や悪性腫瘍が疑われる場合などがポイントです。
これらは「症候性の肩こり」の中でも重症度が高い、もしくは危険な肩こりの可能性があるため、慎重に判断する必要があります。また、どの診療科を受診すればよいのかわからない場合は、当院まで相談してください。
症例紹介 肩こり・首こり
【患者】 50代 女性
【施術回数】5回
【通院期間】1か月半
【来院までの経緯】
数年前より目の前が回るようなめまい(回転性めまい)と吐き気が現れたので耳鼻科を受診した。
良性発作性頭位めまい症と診断され、耳石を元に戻す治療を受け、その時は症状が消失した。
発症してから1年後に再発し、同様の治療を受けたがふわふわ感が残存・・・
当院における肩こりの鍼治療の紹介
予防策はあるのか・・・
予防策として、日頃から首や肩周りの運動やストレッチ、首周りを温めて血行を良くしたり、継続的な鍼治療・マッサージが効果的です。
特に肩回しをするときには、肩甲骨を動かくことを意識して行うとより効果的です!
以上のような症状でお悩みの方は、ぜひ当院で施術を受けてみてください。当院では、しっかり病態を確認して、その症状に適した施術を心がけております。また、日常生活上での予防策も合わせてお伝えしていきます。
西宮市甲子園口にある「はり・きゅうマッサージ院 ケアスマイル」では、頭痛、肩こり、五十肩、腰痛、膝の痛みなどのあらゆる痛みの緩和を目指して技術を高めています。
「西宮 鍼灸」といえばケアスマイル!
と言ってもらえるような治療院を目指しています。
少しでもお悩みの症状が改善されるよう、これからも日々精進してまいります。
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