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​顔面神経麻痺

​こんな悩みはありませんか?

・顔面神経麻痺の経過が芳しくない
・病院で治療を受けているが、他の治療法も検討している
・顔面部のこわばりがある
・顔面部に疲労感がある
顔面神経麻痺の後遺症に悩んでいる

このような症状にお悩みの方は「鍼治療」「マッサージ」をおすすめします!

体調がすぐれない女性

顔面神経麻痺とは

顔面神経麻痺とは、何らかの原因により、顔面神経に炎症が起き、顔面部の筋肉が動かなくなることを言います。

顔面神経麻痺を呈する疾患には、ベル麻痺、ハント症候群(ラムゼイハント症候群)、頭頚部外傷性麻痺、手術損傷性麻痺などがあり、ベル麻痺とハント症候群で顔面神経麻痺全体の約7~8割を占めているとされます。

当院では、特にこのベル麻痺やハント症候群のような末梢性顔面神経麻痺の良好な回復の促進、後遺症の予防・軽減を目的に鍼治療と表情筋のマッサージを行っています。

鍼治療により顔面部の血行が良くなることで、​顔面部が動かしやすくなったり、軽くなったりします。
​日々のストレスや顔面部の違和感も軽減し、生活もしやすくなる効果が期待できます。

末梢性顔面神経麻痺の原因や症状について

ベル麻痺の原因ははっきりと断定はされていませんが、単純ヘルペスウイルスⅠ型(HSV-1)による​再活性化によるウイルス性神経炎が有力視されています。

ハント症候群の場合は、帯状疱疹ウイルスによる再活性化が原因となります。

神経の炎症により浮腫が生じ、顔面神経が通っている側頭骨内にあるトンネル内で膨化することで神経が圧迫され、さらに圧迫により神経内の虚血を助長するといった悪循環が生じます。その結果、麻痺が成立するとされます。

つまり、この初期に起こる浮腫・膨化をできるだけ軽減して、神経の圧迫を防止することで麻痺の治療成績を向上させることができます。

そのためには、早期に専門の医療機関を受診し、ステロイド治療(ステロイドパルス療法など)をうけて、炎症を抑える必要があります。

主な症状として、片側の顔面が突如動かなくなる、額のしわ寄せができない、目を閉じることができない、飲み物がこぼれる、味覚障害、聴覚過敏、涙の量が減るもしくは増えるなどがあります。

さらにハント症候群の場合は、ベル麻痺の症状にプラスして、耳鳴り、難聴、めまいが生じます。

顔面神経麻痺の症状のイラスト
顔面神経麻痺のイラスト
顔面神経麻痺の書籍

ベル麻痺の自然治癒率(なにも治療をしない場合)は約70%、適切な治療をすれば80~90%は回復するとされます。

しかし、なかには重症度が高いために麻痺が回復しない、後遺症が出現するというケースも多々あります。

また、ある程度回復はしたが、後遺症が残ったために顔面部のこわばりや疲労感、食事がとりづらい、顔面部が痙攣するなどの問題を抱えている患者も多くいます。

特にハント症候群の自然治癒率はベル麻痺と比べて低く(およそ半分以下)、後遺症も起こりやすいです。

顔面神経麻痺の治療法には、圧迫を軽減させる手術療法のほか、炎症をおさえる薬物療法、回復を促進させるためのリハビリが中心であり、炎症がおさまるとこれといった治療法はなく、回復するまでリハビリを行いながら様子を見ることになります。

また治癒までにかかる時間は、早くて数か月、遅くて1年以上かかる場合があり、治癒までに非常に長い時間がかかることを覚悟する必要があります。

治療法の選択肢が限られている中、鍼治療は治療法のもう一つの選択肢としてあげられ、麻痺の回復を促進させる、後遺症の軽減が期待できるとされます。

​これは、2023年の顔面神経麻痺診療ガイドラインにも記載されています。

 

ケアスマイルにおける顔面神経麻痺の施術について

当院では顔面神経麻痺において、麻痺の早期回復、後遺症の予防・軽減を目的に鍼治療を行っています。

具体的には、表情筋のこわばりの軽減、こわばることによる顔面部の突っ張り感や痛み、顔面部の疲労感の回復などが期待できます。


鍼治療を介する時期は早ければ早いほど良いですが、発症から10~14日までは麻痺が完成していないため、その期間は顔面神経麻痺の症状が増悪します。

​そのため、治療を開始するなら10~14日以降にスタートすることが好ましいです。

​また、図のような動きを確認して、麻痺の重症度を確認します。


基本的には、麻痺している表情筋に鍼を入れて10~15分程度置く(置鍼)という方法がメインとなります。

鍼を置くだけでいいのか?と思われるかもですが、下手に刺激を増やしたりすることは逆効果につながります。

結果的には、軽い刺激のほうが治療効果が高くなりますし、筋肉への血行促進にも十分つながるのでご安心ください。

また治療法として、低周波治療を用いることはしません。その理由として、顔面神経麻痺の後遺症を助長させる恐れが高いからです。

これは通常の美容鍼でもいえるのですが、顔面部への低周波治療は、筋肉のこわばりを高めてしまうため、目的に応じて使い分ける必要があります。
 

顔面の筋肉
顔面神経麻痺の治療
柳原法のイラスト

​施術の効果の判定方法

柳原法

顔面神経麻痺の治療効果を確認するために、当院では医療機関でも用いられている「柳原法」を使用して、麻痺の重症度を点数化しています。

また、そのほか、後遺症の状態を確認するために評価アンケートやカウンセリングを行っています。

これらを参考にして、顔面神経麻痺の治療効果を判定していきます。

顔面神経麻痺で絶対にやってはいけないこと!

・顔面部を冷やさない!
症状が増悪するので、基本はホットタオルなどで温めてください。

・百面相のような激しく顔を動かさない!
後遺症を助長するため、逆効果となります。早く治したいと焦ってしまう方が多いですが、後遺症を予防するために慎重にゆっくり治療を進めてください。

・顔面部のマッサージは強くやりすぎない!
これも逆効果となることが多いため、必ずソフトタッチで行うようにしてください。

・低周波治療を顔面の表情筋にはしない!
先ほども言いましたが、後遺症を助長する恐れがあります。必ずダメというわけではないですが、治療を受ける際は施術者からしっかりとした説明を聞いて納得したうえで行ってください。また、家庭用治療器などを用いて自己判断で実施しないでください。

​症例紹介 顔面神経麻痺

顔面神経麻痺(ベル麻痺)

【患者】50代 女性
【主訴】顔面筋の麻痺(柳原法18点→36点)

【施術回数】 15回
【通院期間】 2か月半

【来院までの経過】
・1か月ほど前、朝起きて顔面部の違和感に気づいた。
お茶を飲んだ時にこぼれたのをきっかけに近医の病院を受診した。顔面神経麻痺と診断され、初診から2週間後に実施した柳原法は10点であった。発症から1か月経過したが、なかなか点数が上がらないため、鍼治療を検討・・・・

予防策はあるのか・・・

厳密な予防方法は明らかになっていませんが、以前にかかったヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスが原因であり、免疫力が低下したことで再活性化することが発症するため、日ごろから、免疫力を落とさないように、ストレスの軽減、適度な運動、鍼灸やマッサージなどで自律神経を調整するなどの対策を行うことが重要です。

具体的な予防策として、日頃から首や肩周りの運動やストレッチ、首周りを温めて血行を良くしたり、継続的な鍼治療・マッサージが効果的です。

​首や肩回りをほぐすことで、顔面部への血液供給を増やすことができます。

特に肩回しをするときには、肩甲骨を動かくことを意識して行うとより効果的です!
 
以上のような症状でお悩みの方は、ぜひ当院で施術を受けてみてください。当院では、しっかり病態を確認して、その症状に適した施術を心がけております。また、日常生活上での予防策も合わせてお伝えしていきます。


また当院では、顔面神経麻痺の患者さんが1日10名以上来られる医療機関で研修を受けた鍼灸師が対応しますので、顔面神経麻痺に関しての知識や経験は、他の治療院よりも圧倒的に多いですので、安心してご相談ください。

西宮市甲子園口にある「はり・きゅうマッサージ院 ケアスマイル」では、頭痛、肩こり、五十肩、腰痛、膝の痛みなどのあらゆる痛みの緩和を目指して技術を高めています。

「西宮 鍼灸」といえばケアスマイル!

と言ってもらえるような治療院を目指しています。

少しでもお悩みの症状が改善されるよう、これからも日々精進してまいります。

施術の流れ

問診のシーン
腰の検査
腰の動きを確認
腰へのマッサージ
問診のシーン

☆カウンセリング・検査

施術方針の決定

施術効果の確認

​当院では施術の治療効果を最大限引き出すため、どこよりもカウンセリング・問診に力を入れています。

カウンセリングや検査の第1の目的は「痛みの発生源」を明確にすることだと考えています。

そのなかで患者様が求めていることは次の3つだと思われます。
①何が痛いのか?
②どうして痛いのか?
③その痛みを改善してくれるのか?

この3つの内容に応えるべく、​当院では患者様の状態を確認するために当院ならではの問診・検査を実施しています。

ご相談・お問い合わせ

頚部の鍼治療
肩こりのマッサージ

ご予約前の鍼灸に関する不安、自分の症状にあった施術は何かなどもご相談ください。

はじめて鍼灸を受ける方には、鍼灸についてわかりやすくご説明します。

​どんな症状なら鍼灸やマッサージが適しているのか?

​何でも相談してください。

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