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左肩の痛み・運動制限(いわゆる五十肩の疑い)

症状のある部位

【患者】60代 女性

【主訴】
左肩の痛みと運動制限

【不定愁訴】
右手の痛み

【施術回数】 8回

【通院期間】 2か月

【来院までの経過】
・1年前から左腕の挙げづらさを感じるようになった。

・安静時に痛みはない。
・3か月くらい前から左肩を下にして寝ていると痛みが出現して目が覚める。
・整形外科への受診はしていない。

【初診時の状態】
・肩関節の関節可動域
 屈曲80度、外転50度、伸展30度、外旋20度

・神経学的所見
 特記事項なし
 
・筋緊張と圧痛
 頭半棘筋、板状筋、僧帽筋、菱形筋、棘上筋・棘下筋・小円筋

【施術方針】
・ 発症から1年が経過しており、安静時痛や強い動作時痛が認められれず、関節可動域制限がみられるため、いわゆる五十肩の疼痛期(急性期)ではなく、拘縮期(慢性期)を疑いました。
肩関節の関節可動域の拡大を目的に鍼灸治療と関節モビライゼーションを併用して実施することが効果的だと考えました。

【施術の経過】
≪1回目≫
 初回は、肩甲骨周辺のツボに鍼灸治療を実施して、鍼灸の後に関節モビライゼーションで可動域の拡大を目指した。
施術直後は屈曲80度→100度、外転50度→90度、伸展30度→40度まで改善が認められた。

≪2回目≫
2診目では、さらに関節の可動域の拡大がみられ、「寝る時にあった肩の痛みがなくなり、ドライヤーで髪を乾かすときに腕がスムーズに上がるようになった」とのコメントを頂きました。

​≪3回目≫
肩を前に挙げる動作が少しずつ楽になったとのコメントを頂き、鍼の刺激にも慣れてきたため、この時に低周波鍼通電療法を活用しました。

≪4~7回目≫
低周波鍼通電療法を実施してから少しずつ肩関節の関節可動域の拡大がみられるようになったが、6~7回目では大きな変化がみられなくなってきた。屈曲100度、外転100度、伸展50度、外旋40度、内旋20度

≪8回目≫
この時に、刺激する部位に腋窩神経や四辺形間隙を構成する筋肉への鍼を追加したところ、顕著な可動域の拡大がみられるようになりました。屈曲100度→135度、外転100度→130度、伸展50度、外旋40度→60度、内旋20度→40度

五十肩の施術前後
五十肩の施術前後

【施術の考察】
今回の症例は、いわゆる五十肩の疑いがあり、肩関節が完全に固まってしまった症例です。鍼灸や関節モビライゼーションによって、肩関節の可動性があがり、日常生活動作での不自由差を減らすことができました。
鍼灸や関節モビライゼーションは、継続して施術を行うことで、治療効果を発揮します。一度、拘縮が完成してしまうとすぐには良くなりません。徐々に関節をゆるめながら動かしていくことが重要になります。また、日々のセルフケアも重要です。そうすることで、徐々に自然と肩が動かしやすくなっていきます。​五十肩で腕が上がりにくい方は、ぜひ当院で施術を受けてみてください。肩関節の関節可動域の拡大を目的に鍼灸治療と関節モビライゼーションを併用して実施することが効果的だと考えました。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

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